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みんなの仕事

今日は午前中に建主さんとの打合せを行い、午後からはインテリアショップなどを

観て歩きました。

つまりは、すこしゴールデンウイーク気分を味わったわけです。

明日も問合せがあった建主さんと会うことになっていまして、お休みモードの

中、ゆったりした気分で家づくりのお話ができそうないい感じです。

そんなお休みモードですこし今夜はポエムのように、この二十年の思いを

カンタンにお話したいと思います。



ちょうど次女が生まれた年に僕は会社をつくったのですが、

次女が成人式を迎えた今年、会社も二十歳になりました。

仕事は企画制作会社ではじまり、コピーを書いて次にプランナーとなり、

十年程まえからは家づくりのことを、じっくり企画しながらその在るべき

つくり方を考えることをはじめたのでした。

最初は建築家と名の付く人をリスペクトし、やがてそれを助ける工務店さん

たちの腕前に感心し、そうだ家をつくる仕事とは、みんなでワイワイ集まって

知恵だしあって成し遂げる骨折りぞんのしがいのある取組みと気づくように

なったのでした。

そんなことに足掛け十年を費やして、ほんのちょっと解ったように思うのです。

もちろんのこと、生きるための仕事でもあり、生きるための家なのですが、

大工や左官や板金や、水道、電気、空調といろんな仕事がそこには在って、

家をつくるとはまさにみんなの仕事、家を描く設計も、職人をたばねる棟梁も、

みんながみんなの仕事を支え合い、そこに住む人、集う人、

そこで笑い、生まれ、育まれ、町を元気にする人も行き交い、

行き交じり、そうなれば、家づくりはみんなの仕事。生きてることは、

みんなの仕事。なんだかつい最近はそんなフレーズが大好きで、

ことあるごとに会う人ごとに、みんなチームの一員です、みんなの仕事で

行きましょう、と、そんな意味深なことを言い、そろそろ二十歳の会社

ですもの、二十歳なりに世のために成る二十歳の仕事をしたいなあと心に誓って

思うのでした。



生きてることは、みんなの仕事。

なんだかそうは思いませんか。



生きてることは、みんなの仕事。

人間やっているうちは、そう思って大地の恵みに感謝して

天の与える陽と風味わい、その恩恵に思いを返すように

謙虚に慎ましくこの惑星の一員としての振る舞いを忘れず、

人の人としての仕事として、生きていこうと思うのです。



生きてることは、みんなの仕事。

二十歳の会社の仕事を思うとき、

僕はなんだかそんなこと、ついつい考えてしまうのでした。





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by yawaraka-house | 2009-05-03 23:58