土間にしてよかったこと、反省したこと。

数年暮らした民家「月の舎」を離れ、

昨年の秋からマンションに暮らしています。

以前から所有していた築後30年近く経過したマンションを

オーガニックリフォームして生活しているのです。

最大の特色は玄関からはじまるすべての通路とリビング、キッチンが

土間になっているということ。

完全にデザイン的な意図で土間を選択。

すっきりシンプルで絵になるし、マンションなのに一戸建ての感覚を

室内に取り込めると想像していたのです。

今回は、一年近くその土間空間で暮らしてみて、

思ったことを簡単にお話したいと思います。

まず驚いたのは、土間の持つ蓄熱機能。

リビングには冬の間はホットカーペットを敷いてその上に

毛先の長いカーペットをしているのですが、

ホットカーペットの熱を土間が蓄熱するので、リビングはいつも

一定の温もりに満たされているのです。

ホットカーペットの真下からその周囲へと熱は伝わり、

土間のモルタルに手を置くと、ホカホカしています。

夏は夏で土間がひんやりとしていて、素足で歩くと気持ちいいのです。

通路に水を打ってみると、これもまたひんやり感満点!

マンションの中通路に、路地と同じように水を打つなんて

想像しにくいと思いますが、今年の夏は酷暑だったので心理的にも

効果がありました。

ただキッチンの床も土間なのですが、冷蔵庫の廃熱まで土間が蓄熱して

しまいその周囲で暑さを感じてしまうのはマイナスに感じました。

同じくマイナスに感じたのは土間にすると音が響くということ。

リビングの入り口に設けた引き戸とトイレの開き戸を開け閉めする音が

通路に反響して夜中などには使いづらさを感じました。

それと最大のマイナスポイントがありました。

それはあまりに広い面積を土間にしてしまうと、土間の床面は固い

ので足が疲れてしまうということ。通路は気分転換になって良かったと

思うのですが、リビングやキッチンは(一部だけならいいのでしょうが)

やはり足にもやさしい無垢の板にしたほうが良かったように思います。

それに土間床はスリッパの裏側があっという間に磨り減ってしまいがち。

この点もマイナスでした。

ただ、やはりモルタルを施行した土間は極めてシンプルであり、

観ようによってはアートでもあります。

その価値観は実現できているので、敷物を工夫すれば足の疲れは

改善できるはず。今年の冬は蓄熱暖房とともにもう少しインテリアにも

力を入れて、土間のある暮らしを楽しみたいと思います。

そして土間の効用をもう一つ。

本当に屋外の感覚を室内に持ち込めるのです。

まず汚しても気にならないので、鉢植えなどを土間の上で植え替えできます。

土がこぼれてもさっと水で拭くだけ。

さらに飼っているウサギのモーちゃんが超元気になったことを報告して

おかねばなりません。土のような感じで走りやすいのか

毎日家中を元気に走り回っているのです。

もう10歳にもなる老兎ですが、元気はつらつです。

以上、簡単ですが土間のメリット&デメリットについてお話しました。

最近はキッチンの床を土間にすることも多いのですが、

疲れやすさという点も考慮して床の素材を何にするかを

決めていったほうがいいように思います。

また同じように見えるモルタル土間でも、下地の処理の仕方次第では

足への負担が少なくなるとも聞きました。

いずれにしても工夫がほしいところです。


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by yawaraka-house | 2010-11-22 17:26