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マザープロジェクト活動準備色々

マザープロジェクトのメーリングリストを作成しました。

みんなメーリングリストを使い慣れていないので

登録するのも一苦労のようです。

しかし、これで情報交換の準備は完了。

只今、プロトハウス事務局として、現行の仮設住宅の建設に

異議を唱える緊急提言書を作成中。近日中に

エコジャパンカップ事務局を介して関係省庁に提出される予定です。

同時に、工事者と建築士を連携させた仮設住宅を建設するための

広域ネットワークの構築ができないか考えはじめました。

これも急ぎ来週には関係者に打診をはじめます。

何でも一人の力ではできないので、どのようにすれば

実質的な連携が可能になるのか、深く思考する必要もあります。

建築家の丸谷さんは、様々な提言を一つのボードの上に集めて

情報交換をしていく活動をスタートさせました。

いつも素早い情報発信に驚かされる丸谷さんならではの活動です。

名前はマザーボード。コンピュータの基盤を意味するのだそうです。

基盤の上にいろんな情報が行き交うイメージですね。

活動のための準備には色々なコトが必要です。

建築家からの仮設住宅のプランも間もなく最初の素案が出てくる予定。

それまでには、必要な企画書などを揃えようとこちらも

バタバタしています。

通常の家づくりコーディネートももちろん進んでいるのですが、

やはりどうしてもこの大震災のことが頭を離れません。

在るべき仮設住宅づくりを何とか実現したい!

そう思う毎日です。

by yawaraka-house | 2011-03-31 18:32

制度の壁

どんな仮設住宅を提案すべきか。

今回の僕らの考える仮設住宅とは何かを定義付けしてほしい。

作業を無駄にもしないために、そんなリクエストが建築家から

出たので、今すぐにでもなにがしかの仮設住宅のプランをまとめたいと

焦る心を落ち着かせ、考えた。

そもそも、今回の仮設住宅プランを考えるというこのプロジェクトは、

国がそんな急ごしらえの提案を採用してくれるはずはないはずだから、

在るべき仮設住宅の姿やその造り方について提言する、というもの

だった。それが、現実的に国がプレハブ協会に発注して建てる仮設住宅の数が

足りないはずであるというところから、にわかに僕らの提案もどこかで

採用する自治体もあるかもしれないとリアリティを帯びたかに感じた辺りで

皆、客観性を失った。それならば応急処置的な提案はできない、

そもそも仮設住宅とはなんぞやと一方は定義を求め、他の人は

工法から詰めるべきだと主張し、僕は現場を特定できないしこれを

求める人も特定できないから多用途に応える仮設住宅がいいのではないか

と言い、それでは定義がないから的を得た提案ができないと話は振り出しに

戻るのであった。

それで、ふと原点にもどった。

国はこの提案を少なくとも今回採用することはない。

何しろこれに遡ること何年も前に各自治体(県庁)とプレハブ協会は協定を結んでいて、

仮設住宅の建設オーダーは既に成されているのだ。

しかし、改めて確認の意味を込めて電話をしてみた。

まず県の住宅課へ。

すると、プレハブ協会が建設できないかもしれない部分の仮設住宅については

国土交通省の方でただいま対応を検討中という。

え、国も今回に限っては何か根本的な解決策を模索している?

少しだけ期待して紹介された国土交通省住宅生産課に電話した。

・・・・・制度の壁がそこにあった。そこから果てしなく長く万里の長城のように

長く、制度の壁が続いていた。

まず、仮設住宅づくりで貢献したいという主旨を告げた。

その導入で「既に国からプレハブ協会さんに仮設住宅が発注されていることは

存じ上げているのですが・・・」と切り出すと、相手のM氏は、

「それがそもそも違うんですよね。国交省が発注しているのではなく、

各自治体が協定書を結んでいまして、その協定に乗っ取って被災地の復旧を

一日でも早く行いたいと・・・」

M氏はやや憤慨した口調で早口にまくしたてる。

そうだ、そうだこの人は官僚で、僕は今ルールにはない理不尽な意見を

発言するために電話をかけてきたウルサイ人に思われているに違いない。

そんな直感が走ったので、論法を変えて僕はこう言った。

「その協定なら存じ上げていまして、それでも仮設住宅の数は不足する

ことが予測されるという情報があったので、どのようにすれば

お手伝いできるのかを教えていただきたく、県庁にお聞きしたら

国交省の住宅生産課が対応策を講じているとのことでしたので、こうして

お尋ねしているわけです」とここ数年こんなに下ったことがないというくらい

へりくだって話を続けた。するとM氏もようやく自分のやや高い立ち位置を

確認して少しは安心したのか「そうですか、分かりました、では次のような

条件をクリアしていただくことになります、まずプレハブ協会の下に入ること、

仮設住宅を施工する被災地は選べません。プレハブ協会からオーダーが

来たらその日から一ヶ月以内に完成させること、労務費交通費など何もかも

一切の費用を勘案して約30m2の仮設住宅を450万円以下で建設すること、トイレや

キッチンや浴室などが完備されている必要があります、それを100戸以上建設して

もらいます・・・」M氏はそんな内容のことを義務だから仕方ないという

雰囲気をプンプン匂わせて早口でしゃべった。

その条件では、大手ハウスメーカー以外では施工を請け負うことはできない。

どの県にも中堅ビルダーは存在するが、それでもそのビルダーそのものが

被災しているはずだから、そんな迅速な対応ができるはずもない。

神戸弁護士会レポートに「復興は、被災者の生存権よりも災害発生後の

社会秩序の維持を重視しているかのようだった」とあったが、

ここでも、まずは社会秩序の維持のために迅速に必要と思われる収容施設を

造ろうという流れが綿々と継続されているのだ。これでは地元の工務店が施工を行う

ことで地元経済の活性化にもなり、また地元住民がその仮設住宅づくり参加することで

元気を取り戻していくというような「ふるさと活性化」策など実施されるはずがない・・・・

・と果てしなく続く制度の壁を感じていた時、M氏が訊いた。

「ところで御社名は?」

「プロトハウス事務局と言いまして、建築家と工務店をネットワークして家

づくりを・・」

「建築家って?そういうのは困るんですよ。住宅の配置とか言い出すんでしょ。

こちらは休日も休みなしで出て仕事の処理をしているんですよお、

手を煩わせないで欲しいんですけどねえ!」

おそらくどこか他の建築家グループからも問い合わせがあり、何度かは一悶着

をやらかし、もういい加減うんざりしていたところだあ!という感じで

M氏は少し切れた。

僕も、いやこちらこそ切れそうになった。

しかし彼にとって我々はアウトローなのだ。彼は制度を運用している

に過ぎない。そして僕はその制度の中身を敢えて確認しているだけなのだ。

しかし言われた手前、心が熱くなった。一瞬男の闘争本能に火が着く。

「こっちだって、なんとかしたいと思ってきちんと問い合わせしている

んですよ!それを説明するのがあなたの役割でしょう。弊社に登録して

いる工務店を窓口としてプレハブ協会に申し出ればいいんですよね?」

「そ、そうです」

「分かりました。きちんと準備をしてから申し出ることにします」

そして僕はこう言って電話を切った。

「頑張ってください。こちらも頑張りますから。お時間をいただいて

ありがとうございました」

M氏も休日返上で頑張っているのだ。お互い方法は違えど同じく日本を助けたい

と心底願っている。



こんないきさつが、昨日のことだ。

これで、方針が明確になった。

まず、前もって分かっていたことだが、我々はプレハブ協会の下には入れない

し、希望しても入れてもらえないだろうから、大型仮設住宅村の建設を手助けする

ことはできないので、自立仮設住宅の建設の手助けとなる

仮設住宅のモデルプランを考えることにする。

自力仮設住宅とは、自分のお金や労力を使ってたてる仮設住宅のことだ。

定義は別途おさえるとして、今回必ず既存の仮設住宅と比較対象できるほどの

物を造り、そこに実際住んでもらうようにする。それが反響があって

他でも建てたいという声が上がればそれには当然応えるが、

大きな目標は、その仮設住宅づくりのプロセスと、住んでからの被災者の

心の推移を一般仮設住宅との比較も行ないながら、ずっと見守り続け

あるべき仮設住宅づくりとは何かを調査し、

いつ来るか解らぬ再度の災害に備え、

危機管理型仮設住宅供給システムを構築していくことだ。

長く高くそびえる制度の壁の前に立ったとき、その目標が見えた。

僕は、そのシステムを構築して災害に備える準備をし、国に申し出をしたい。

今すぐ、それを実行するためのシナリオづくりを粛々と進めたい。


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by yawaraka-house | 2011-03-25 12:11

未来を選択する権利

人の気持ちは変化する。

いつまでも同じ感情に支配されてはいない。そうしないと、生きてはいけない。

今回の大震災の現場を毎日テレビが報道しているが、そこにも変化が

生まれている。もちろん、番組そのものをまるっきり信用するわけにもいかないが、

そこに登場する被災者たちの映像には、未来の復興を信じて元気を取り戻そうと

いう誓いの念が素朴に映し出されている。中学生の男子が、再び此処を自分たちの

町にしていくと語る姿は、何度津波に襲われようと、この場所でこの地で、

必死に生き続けてきた人々の地縁社会に息づく遺伝子の声そのものだ。

無縁ではない、此処には地縁がある。

あれほど夥しいオレンジ色の炎に包まれた気仙沼の漁民たちは、

早くも漁業の再スタートを目標にかかげて力強く集結した。

船やコンテナが家屋ともどもに押し流されていく影像や、地表の皮をつるりと

剥いたようにすべてをさらわれた遺跡のような町の残滓を目の当たりにした

我々目撃者にとって、その雄姿は信じがたくもあり、同じ日本人として

誇りにも思えるものだ。

そこには、「必ず此処に帰ってくるのだ」と、

自分たちの未来を選択する権利を叫ぶ人々が居る。

その人々の復興の手助けをしたいと願ってこのプロジェクトを立ち上げ、

一昨日、初めてのミーティングを行った。

情報によると必要な仮設住宅の数は15万戸で、そのうち約2万戸が

6歳未満の子供を持ち、約8万戸が65歳以上の高齢者を持つという。

国交省が発注した仮設住宅は約3万3千戸程度で、15万戸には

到底及ばないことが予測される。

その足りない戸数をすこしでもカバーできればいいのではないか、結論では

ないが、おそらくそういう活動になるだろう。

どんな家を提案するのか方法はまだ模索中だが、

施工が容易でコストダウンもでき、しかも東北の夏と冬を

過ごせる断熱性能は必須となる。阪神淡路大震災の時に評価が高かった

コミュニティ型仮設住宅(一種のグループホームのような形態)も

在るべき仮設住宅の一つの姿のようにも思う。

使用後の処分も、単に処分するのではなく、そのままキャンプ地などへ

転用できないかといったアイデアも出ている。

だが、この段階で、今の今、言っても仕方のないことだが、

我々はもっと以前に「住民参加型でコミュニティ志向の仮設住宅」を

有事にスピーディに建てることができる危機管理仮設住宅システムを

確立しておくべきだった、と思う。

もしそれができていれば、今頃はプレハブメーカー同様に仮設住宅の

建設に着手できていたはずだ。そこでは、地域の工務店が仮設として

建てることができる「簡易だけれど隣近所つきあい」ができる

気持ちのいい仮設住宅を建てる姿が取材され、映像として

被災地から遠く離れた土地に住む人々の目に届けられていたはずだ。

今、テレビで送られてくる仮設住宅の映像は、いかにも被災者たちが

待ち望んでいた救世主の扱いで、そのことに疑義をとなえるマスコミは

存在しないが、あの紋切り型の、効率最優先にきれいな横並びに配置建設

されていくプレハブの仮設住宅を見て、本当に何も不思議に思わないの

だろうか? もし何も感じないのならば、それは山を切り崩した後、

そこに同じような形で工業生産された灰色の家たちを並べた大型団地が建つのを、

当たり前のこととして目に馴染ませてきたことの後遺症に他ならない。

テレビの映像で紹介されている仮設住宅は、まさに被災者収容施設だ。

決して、住宅ではない。

我々のミーティングでは、いくら無機質な仮設住宅と言えど、配置を

コミュニティ型に変え、またその仮設住宅の躯体をうまく使って

箱と箱の間に何らかの手法で「間」を設けるだけでもずいぶんと違うのだが、

という話も出て、それを提言するのも我々の活動の一つではないかと

いう意見も出た。もしハウスメーカーの人でそのような提案が欲しい会社は

ご一報願いたい。それを提案する建築家が居る。

繰り返し言うが、我々はもっと以前に「住民参加型でコミュニティ志向の仮設住宅」を

有事にスピーディに建てることができる危機管理仮設住宅システムを創設して

おくべきだった。そうすれば、被災者の人々は、復興へ向けて

もっと豊かな暮らしを選択する権利を手にすることができたはずだ。

人の気持ちは変化する。今は救世主扱いされる仮設住宅が暑い夏を迎え、

厳寒の冬を迎える頃、その評価は一変する。

それは自分たちの意見をくみ取って建てられた仮設住宅ではないからだ。

断熱は阪神淡路の頃よりも随分と改善されているだろうか?

しかし少なくともあの配置の仕方を見る限り、集落のコミュニティ維持や

発展を考えてはいないように思えて仕方ない。

入居方法でも、神戸では高齢者や障碍者だけを“ごく自然に”優先入居させた

ために「弱いコミュニティ」を誕生させたらしい。世代を混在させ、元々の

集落に可能な限り近づけるのがいいのだろうが、すでに避難所での

新しいコミュニティもできはじめているだろうから、それも意識した

ほうがいいのだろう。

我々はこれから、おそらくは不足するであろう仮設住宅のニーズに

応えるような仮設住宅プランとそれを資材的にも建設できるための

仕組みづくりという準備をしたい。

仙台のサポート工務店を介し建設業協同組合を経て、そのような

提案の準備があることを伝えていくが、その他にも

もしそのような提案するための伝手をご存じの方があれば

紹介してほしい。

また建築家には、このような主旨で活動していくので、弊社に

登録していない方でも構わないから仮設住宅の提案をしてほしい。

工法や建材などは、ただ今検討中だが、おそらくは杉などを

加工が容易な小径木として使うような工法になるだろう。

今回の仮設住宅は中長期で使用する建物になるはずだ。あれほど甚大な被害に

遭い、瓦礫野原と化した土地の復興マスタープランの策定には相応の

時間が要されるだろう。その間は5年か10年か。

その長すぎる時間を無機質な事務所のような空間で過ごせるわけがない。

人は変化するが、我慢には限度がある。

今建設されている仮設住宅は、仮設のための仮設になるだろう。

役不足であることは言うまでもないのだが、その建設コストや資材を

いったいどんな風に考えればいいのだろう。

我々は約10年程度は気持ちよく暮らすことのできる仮設住宅を提案したい。

その後、その建物がどんな風に使われるのか、そのシナリオも描きながら。

by yawaraka-house | 2011-03-21 14:45

新しい発想

福岡に戻りました。イマは車の中です。

仮設住宅の難しいところは、材料の調達と使用後の処分。

しかも正当な手続きで提供される土地は行政から指示待ち。

そこには何の提案もできないところがなんとも悩ましい。

イマこそ新しい発想が必要なのでしよう。

むしろ近隣に土地提供者がいれば、インフラの整備を待って

新しい集落を創造したほうがいいのかもしません。

ただ、そのインフラは行政待ち。

その後に分譲販売しても成立するような新しい集落デザインという

想像は夢なのでしょうか?

by yawaraka-house | 2011-03-20 18:47

マザープロジェクトのミーティングを開きました

昨日は東京でマザープロジェクトのミーティングを開きました。

建築家と工務店からいろいろな意見が出ました。

比較的加工が容易な小径木で仮設住宅を造るというアイデアや

コンテナを活用するという考え。

現行の仮設住宅が劣悪でなければいいと願うのですが、

それが上手く建設されたとしてもおそらく必要戸数には全く足らないことが

予想されるのでは、と全員がわずかな情報から想像したのでした。

途中でも地震があり、さらに情報を集めることを約束してミーティングは終了。

その後近くのお好み焼き屋で話は続きましたが、

やはり何とも巨大な自然の脅威にさらされていることを無意識のうちに

体が感じているのか、みんな明快な打開策が見えない苦しい思いは

共通のものだっように思います。

なんとかしないといけない。

普段の仕事にも大きな影響が出始めています。資材が入手しにくく

なっているのです。一部には便乗値上げの話も!

被災者を取り囲む過酷な環境は一刻も早く何とかしないといけません。

しかし焦っても仕方ない。仮設住宅は必ず不足するだろうから、

我々にできる準備をするしかないのです。

by yawaraka-house | 2011-03-20 13:01

在るべき仮設住宅を建設仕組みづくりを!

応急的仮設住宅の建設は社団法人プレハブ建築協会と各県が

協定を締結していて、その会員のハウスメーカーしか受注できないような

仕組みになっている。

今日、ある県の職員からその協定書のひな型をいただいた。

その協定がある結果、

地域性を無視した画一的なプレハブ仮設住宅が無計画なまま

被災地に建設されることになる。

その結果、いかに劣悪な仮設が収容施設的に供与され、

そこでどんな悲惨な暮らしを被災者が強要されたのかは

神戸弁護士会の調査が如実に報告している。

いったいそんな災害をも食い物にするシステムのままでいいのか?

日本人の誇りはどこにあるのか。

そんな仮設住宅を強要する仕組みは日本国民の声と動きで廃止し、

在るべき地域密着型の仮設住宅づくりを実現しよう!

私はこの事実を声を大にして言いたい。

プレハブ会社でなくとも、

短期間で仮設住宅を(しかもプレハブよりもっと居住性のいい

快適な住宅を)建設することはできる。

もちろん建設される住宅が適正な品質であるかどうか検証するシステムも必要だ。

しかしそれでは何故阪神淡路大震災で劣悪な仮設住宅が提供されたのか?

一つには仮設住宅には建築基準法が適用されないことがあげられるが、

基本的には行政もハウスメーカーも仮設住宅を一時的な収容施設として

しか位置づけていないことが最大の原因なのだと思う。

想像してほしい。

自分がもし災害に遭い、避難所生活で疲れ、やっとのことで

しばし安息できるかもしれない居場所に辿り着いた時、

そこがなんとも無機質で冷たく結露でジメジメとし、蟻やムカデが

自由に出入りする空間だったらどうだろう。これが神戸弁護士会が

報告している阪神淡路大震災の仮設住宅だ。延床面積26㎡の2K。

これが推測だが約300万円ほどの工事費で建設されたらしい。

工夫次第では同じ予算で木の香りのする温熱環境もパッシブに

考えられた仮設住宅を建てることができる。

家づくりは進化している。仮設住宅も工夫次第で快適な空間として

建設できるということを私は多くの被災者や市町村長に伝えたい。

その人たちから求めがあれば、仮設住宅を建設する仕組みを提供する

準備を今進めている。明日から東京で来週は福岡で建築家や工務店と

ミーティングを開きプランをづくりを急ぐ。

木材会社にも前向きに参加してもらうことになった。

メーカーからの協力の申し出もあっている。有難い。

日本の国の、東北という寒冷地の、冬に備えた在るべき仮設住宅づくりの

仕組みづくりを早急に作りあげたいと思う。

一人でも多くの方へこのメッセージが伝わりますように。


                      プロトハウス事務局代表 桑原あきら




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by yawaraka-house | 2011-03-18 00:17

マザープロジェクトのミーティングを開きます

すでに大手がベニヤやサッシを押さえにかかっているという情報を聞きました。

仮設住宅は現行法によれば震災後1ヶ月後には着工すると決まっているらしく、

それ自体検討すべき課題なはずですが、そんなことも言っておれないので

こちらも可能な限り素早く動きたいと思います。

そこでマザープロジェクトのミーティングを開こうと参加各位に

メールを送りました。

<東京>3月19日(土)午後6時30分〜 世田谷尾山台の弊社ギャラリーにて
(大地震の影響で桑原が東京に入れない場合は延期します)
<福岡>3月22日(火)午後3時〜 今泉季離宮の弊社ギャラリーにて

当日までにプロジェクトの基本的な考え方などを持って行きます。これを

叩き台にして提言書をまとめたいと思います。

とは言え、できれば現実の仮設住宅づくりに繋げたいので、それを推進できる

ようなアイデアがあればいつでも教えてください。また役に立つ情報があれば

どしどしご連絡ください。サイトに案内してよい情報ならば掲示していきます。

とりあえず神戸弁護士会がまとめた仮設住宅の問題点をレポートしたものが

ありましたので掲示していきます。ミーティング前にこれを必ず各自で読んで

きていただくように案内。

かなり具体的に仮設住宅の在るべき姿を提言しているので大いに参考になります。

私としては可能な限り実現したいので、そのような情報収集に努めます。

仙台のサポート工務店さんが無事でしたので、そこで行政からの仮設住宅の

受注ができないかとか、木材を確保できないかとか、そんなことを。

また、今描いている仮設住宅はこんなイメージです。

まず地方の工務店が無理なく施工できる工法や設計になっていること。

工事費は阪神淡路の場合が26m2の広さの空間当たり300万円程度ではないかと

書かれています。

外壁や屋根(下に防水シートなどを貼って)も木材でできないか、それに

高断熱の断熱材だけを用いた無暖房住宅を基本にできないか。何よりも冬の

寒冷地対策が重要。夏は軒と煙突効果で自然に過ごせないか。パッシブに

することと交流型の空間プランを結び付けたい。高齢者や障害者だけを優先入居

させて弱いコミュニティをつくり出した阪神淡路大地震の教訓を活かし、

世代混在型のコミュニティづくりに寄与する数タイプごとのプランニングも重要。

高齢者に的をしぼったグループホーム的な家も必要だと思います。その場合は

人的なフォロー体制が不可欠とのことです。

いすれも仮設住宅は決して「収容施設」ではないという観点から考えて

いく必要があります。

再度案内します。こちら
神戸弁護士会のレポートを紹介しているサイトです。



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by yawaraka-house | 2011-03-16 19:00

マザープロジェクトの弊社内サイトを立ち上げました

プロトハウス事務局のサイトにマザープロジェクトの専用サイトを

立ち上げました。

ぜひコチラをご覧ください。


また、こちらには、

阪神淡路大震災の仮設住宅に対する調査と提言が神戸弁護士会によって

まとめてあります。

マザープロジェクトの参加者の方はご一読をお願いします。

リアリティのある内容です。

その中でハビタット国際連合(HIC/居住権擁護団体)の方が

こう指摘しています。

「被災者の(仮設住宅づくりへの)意思決定過程への参加及びそれを支援する

立法こそが大切であり、行政府が一方的に恩恵を与えるかのような形での

救済、復興の在り方は間違っている」。

この指摘を目にした時、

住民参加型の仮設住宅というコンセプトは、正しいのだと確信しました。







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by yawaraka-house | 2011-03-15 20:21

マザープロジェクトにご協力ください

大地震に見舞われた被災地の復興への本当に大切な第一歩となるはずの

仮設住宅の建築に関してマザープロジェクトをスタートしました。

現在十数名の建築家と工務店、エコメーカーのご賛同を得ました。

このプロジェクトは仮設住宅の在り方を政策提言するものですが、木材や断熱材の

会社のご協力があれば、提言ではなく具体的なプロポーザルになるのではないかと

今感じています。

建築家の中には、これは仮設ではなく、復興住宅になるのではないかという意見も出ています。

確かにあの広大な瓦礫野原を見た時、どこに家を建てるのかも含め、

なかなかその計画さえも立案できないのではないかと思えてきます。

しかし、おそらく、今被災している方たちは、すこしでも早く暖かな安全な居場所に

辿り着きたいと切羽詰まった思いで感じていらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今私の頭の中にある構想では、「10年持つ小屋」という視点で耐久性を考え

その上で、暑くない寒くないジメジメしないという生理的な満足度を満たす家を

造ることができないかをまず考えられないかと思っています。

10年持てばいいのですから、屋根も外壁も間伐材でいいかもしれない。

間伐材ならば木の香りもするし、気持ちいい。しかし断熱気密はしっかりと

担保し寒冷地の冬に対処できる機能性は持たせる。

そんな基本的な考えを出し合うミーティングを早急に開きます。

福岡と東京で日程を調整しますので、ご参加される方はしばしお待ちください。

また、木材や断熱材がもし手に入れば大変助かります。

そのような会社にお勤めの方はぜひご一報ください。

                               プロトハウス事務局代表 桑原




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by yawaraka-house | 2011-03-15 12:36

今回の大地震で何かできることはないか? 

東北地方太平洋沖地震の甚大な被害が報じられていますが、家づくりに携わる

者として、人々の暮らしと町の復興に役立つ活動ができればと、その仲間づく

りを呼びかけています。

下記は、建築家kに送った文章です。

さっそく10社ほどの仲間たちが参加を表明してくれました。



<マザープロジェクト参加のお願い>

このプロジェクトは、震災のショックが一段落した後に必ず必要になってくる

仮設住宅の適正な在り方を考え、住民参加型でそれを造っていくことを行政に

提言するものです。

今、思い描くのは次のようなシンプルな構想です。

まず、簡単にスピーディにローコストで作れる仮設住宅の設計プランを建築家

と工務店で知恵を出し合って創ります。デザインについては独居死などを回避

することや地域再生のシナリオづくりという観点からコミュニケーション誘発

型の配置プランを考えるなどのアイデアを大切にします。また施工技術的には

地域経済の再生を考慮に入れて間伐材を使ったり、コストダウンの観点から新

聞紙を断熱材に使用するなどのアイデアも検討します。

この仮設住宅のプロトタイプたちを行政に提示し、了承を得たら、地域住民に

参加してもらい自分達の暮らしに合った仮設住宅を選んでもらい、それを建設

するワークショップ型のプログラムを提案します。具体的な推進は、私もアド

バイザーを務めるインクルーシブデザイン研究所(九州大学)に担当してもら

い公共性を強めた活動にする計画です。

もちろん、今回の地震後の対策に行政が早急にこのアイデアを採用するとは限

りませんが、単なる既製の仮設住宅を中央のゼネコンなりが持ち込んでポンと

置いてそれでよしとするのでは、地域復興のはじまりとしては、そのシナリオ

はあまりにもお粗末な気がします。もっとその土地に住む被災者達の心のケア

にもなり、地域経済復興の糸口にもなる、つまりは地域を元気にするようなシ

ナリオが描けていないと意味がないと思うのです。(従いまして、今回もし不

採用となっても今後の政策提言にはなるはずです)

取急ぎ、ここまでをまとめました。詳細につきましては後日ご案内致します。

ご賛同いただけます方はぜひ、メールにてご返信いただくか、ファックスくださ

いますようお願い致します。

この活動の旗印として、マザープロジェクトという名前を考えました。「母な

る大地」から取り、大いなる自然の驚異にさらされながらも、その自然と共生

していく人類としてのメッセージを込めた名前です。


                  プロトハウス事務局代表 桑原あきら

ただ今、提言書を作成しています。

出来次第、各位にご確認いただき、行政に提言していきます。

これまでに学んできたインクルーシブデザイン手法や家づくりのノウハウが

少しでも活かせたらと思いますので、皆様のご助言などございましたら、

何卒よろしくお願い致します。



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by yawaraka-house | 2011-03-14 15:22