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ロジャー・コールマンさんのトークセッション

先日、九州大学でロジャー・コールマンさんのトークセッションに

参加してきました。

ロジャーさんは、「インクルーシブデザイン」という表現の発案者です。

英国のロイヤルカレッジオブアート・ヘレンハムリンセンターの教授でしたが

現在は退官されています。

この日は、九州大学平井研究室でのトークセッションです。

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中央の方がロジャーさん、隣が平井先生、その隣が私です。

トークの中では、ロジャーさんの初期の活動がアートからムーブメントへと

変化していき、そのプロセスの中で地域の家や新聞を地域の人々と

ともに造っていったという件があり、「ジョイナーに習いに行った」

のだとおっしゃいました。そのジョイナーとは大工のことであり、

後でした立ち話で「大工仕事の中でもジョイントをいかに造るかは大切な

ポイントなのだ」と話され、私も今進めているNPO活動で用いる

「木材をいかにつなげるかという構造=ジョイント」のことをお話し、

国は変われど、大切なポイントは同じなのだと思いました。

ロジャーさんが活躍しはじめたのは1980年。まだユニバーサルデザイン

という概念が成立していなかった頃です。

そんな状況の中で、新しいデザイン活動への興味をいかに喚起していくか

が課題だったそうですが、いつもユーザーとともに考えることに重きを

置いていたそうです。

それが意味することは何か、社会に対してどういう意味があるか?

常にオープンな質問をすることの大切さ。

正しい質問。本当の課題を考えること。そしてリサーチクエスチョン。

デザインにとっては、リサーチすることはとても大切なことだと

ロジャーさんは、笑いながらも真剣に語りました。

また、全体のプロセスを理解しながらシンプルな問題を発見することの

大切さも教えていただきました。

                         プロトハウス事務局

by yawaraka-house | 2012-10-25 12:10 | インクルーシブデザイン

家を建てて起業する。

次の次くらいに本にしたいと考えていた内容の一部を

テレビの取材で発表することになりました。

知り合いのテレビ局のプロデューサーから住宅に関して

何か新しい切り口がないかと聞かれ、

暖めていたこのテーマを話したところすぐに取材したいと

なったのでした。

それが「家を建てて起業する」というテーマ。

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これまでの家づくりは住宅ローンを支払うだけの「負債」だった

のに対し、これからの家づくりは家賃収入や売上が生まれる「資産」

になるという考え方。もちろんすべてがそうなるわけでは

ありませんが、そういう視点で家づくりをする人が増えていくだろう

と考えるのです。

その流れは二つに大別されます。

一つが「自己実現型」で、今回のテレビで紹介する自宅カフェや

自宅パン教室などがその好例。他にも料理教室や書道教室、中には

整骨院なんてのもありますね。

もう一つが「ビジネス型」で1戸をアパートメントにしもう1戸には

自分が住むという半分賃貸型や、本格的なマンション経営型なども

あります。そして、これからプロトハウス事務局で推進していきたい

と考えている「自宅をモデルハウスにして家づくりをコーディネートする」

という新しいビジネスモデルもあります。

ここでは講習を受けた「家づくりコーディネーター」が活躍することに

なるのですが、まだまだそこまで弊社の準備が追いついていないので、

ぜひ数年後には実現させたいと思っています。

いずれにしても、経済の先行きが不透明な今、ただ単に「負債」となる

家づくりに限らず、新たな視点で「資産」となる家づくりにも注目したい

ところ。今進めている地域型仮設住宅を造るためのNPOの活動や、

日本の木を使った「かっこいいパッシブ住宅ブランド・フォレストバーン」が

一段落したところで「家づくりコーディネーター協会」を設立し、

このようなビジネスモデルも確立させたいと考えています。

家づくりは、誰の物でもなく、自分のコト! せっかく大きな投資を

するのですから、そこを新たな価値観の創出の場にしない手はありません。

ただ、そのモデルハウスには自分の感性がすべて反映されますので、

その部分を磨いておく必要があります。

                        プロトハウス事務局

by yawaraka-house | 2012-10-22 18:25 | 家づくりコーディネーター養成