東京の住宅を考える
今回開催中のエココチハウス展や、今までに開発してきたB&D住宅
を頭の隅に置きながら、「東京の住宅」のスタンダードなデザイン
ったどんなものだろう? とここ数日考えています。
狭小地だと15〜20坪程度の敷地が多く、そこに住宅をプランニ
ングすると、1階が主寝室で2階がリビング、ロフトまたは3階に
子供室というお決まりの間取りが登場してくるのですが、最近どう
もそれだけかなあと疑問に思うようになっています。
ローカルでは、もっと広い敷地に対して建築家もいろんなプラン提
案を行うので、建主もそのプランを観て驚くことが多く、その提案
内容の豊かさには感動すら覚えるのですが、東京の狭小地ではプラ
ンそのものに最初からあまり感動がないのです。
それでは、B&D住宅としても魅力を感じていただくことはできませ
ん。その結果として建主さんからの熱い賛同は得られないことにな
るでしょう。
そんなことを思っていた矢先、エココチ展で発表されたプランを観
ていて、すこしだけひらめきました。自分が欲しいアイテムを包含
した幾つかののボックスを自由に組立てていって、その結果として
内部空間と外観ができるというのはどうだろう? と思ったのです。
箱はどこにでも開口を設けることができる仮称「フリーボックス」
です。どこにでも開口を設けることができるということは、どこに
でも階段を設けることもできるという意味です。箱の大きさも自由
ですから、自分の好きな空間は好きなだけ大きくできます。
そんな建築家のようなことを自由に考えているのですが、もしそれ
を施工するとなると、相当工事費がかかるんでしょうねえ!
いずれにしても東京の住宅をもっと魅力的にデザインすることがで
きれば、それはきっと面白いことに違いありません。
こんな妄想を私に抱かせたのは、エココチハウス展に展示されてい
る清原くんの『カフェの家』という提案です。この提案では壁にも
大きなアイデアがあるのですが、興味のある方はぜひエココチハウ
ス展にてご覧になってください。
エココチハウス展は、5月9日まで開催しています。
アトリエキューブの清原くんが提案してくれた『カフェの家』。
一件普通の家に見えますが、内部は面白いことになっています!
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by yawaraka-house | 2009-04-30 16:59