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玄米の家

今日は「玄米の家」の主たちがやってきました。

「玄米の家」というのは店名で、その家を設計した建築家はその家のことを

アツハウスと呼び、私はオルガンハウスと呼んでいます。

どの呼び名がその家にふさわしいかはいずれ投票でもするとして、

とりあえず今は、「玄米の家」という名前でカフェを営業しているため

おそらくはその名前のほうが認知度が高いものと想像できます。

「玄米の家」は、玄米食を中心とした体に負担の少ない食事やお菓子などを

提供してくれる森の中のカフェです。

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森は大野城市にあって、そこは福岡市のベッドタウンであり、福岡市の

中心である天神からも車でほんの40分ほどにあるので、まあ便利な場所に

ある森です。この季節は蛍が舞っています。

建築家がアツハウスと命名したのは、その家づくりの主人公が温(あつ)

ちゃんという当時3歳の女の子だったからで、私がオルガンハウスと

呼ぶのは、その家の形が鍵盤を上にしてオルガンを前に倒したときの

形にそっくりだったからです。それを想像したら頭の中に思い描ける

通り、その家はモダンなデザインをしていて、三方の壁すべてが

サッシとなって開放ができるため、夏でも森に冷やされた風が家の中に

舞い込んできて涼をプレゼントしてくれます。

温ちゃんは重度の障害を負っていましたが、パパやママ、それに

おじいちゃん、おばあちゃんたちの支えがあってそれを乗り越える訓練を

繰り返し繰り返し、今では小学校に通っています。

ハートウォーカーという歩行器具を身に付ければ大型スーパーの

広いフロアをひとりの力で歩けるようになりました。

その後ろや前に悪戯っ子のようにつきまとって茶々を入れるのが

弟の勘太くん。最近は温ちゃんをなめるようにしては抱きついてくる

のでパパとママはすこし困惑していると言ってましたが、

そうそう双子の姉妹を持った方たちも同じような心配をしていたよ、

と私がお昼にスリランカカレーを食べながらそう言うと、

すこし安心していました。

玄米の家は、森の中のカフェとして若いお母さんたちの間では人気に

なっていて、そこでは子育ての情報交換もできるのだとか。

ママのカヨさんは人一倍の頑張り屋さんでパパのツヨシさんはクマさんの

ようにタフな消防士。

時々遊びに来てくれて、二人の子供たちの成長ぶりを教えてくれます。

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青空に映える、白いモダンな玄米の家、アツハウス、オルガンハウス・・・。

いろんな呼び名を持った幸福なその家の主たちは、笑顔で帰っていきました。



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by yawaraka-house | 2009-06-15 21:35