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木組み幼稚園

最近、国産木材を使った住宅づくりへの取組に行政も関心を

示してきたようです。

大規模な木造で町役場などを造ったりするプロジェクトもその一つ。

そこでプロトハウス事務局では、いろんな建築物を木造で造ろうと

いうメッセージを発信していきたいと考えているのですが、

その根底にあるのが、木造を木組みで造ろうという考え方。しかし木組みに

も色々あって、集成材と金物を使った合理化工法だったり、昔ながらの

貫工法造りの古民家のような工法だったりするのですが、

そこは適材適所の工法を選択するとして、ただその設計には木組みに詳しい

建築家を推薦し、できるがぎり地元の構造材を使った木組みによる

設計提案を行っていきたいと考えているのです。

それで最初に浮かんだアイデアが「木組み幼稚園」。

園児たちに木組みの構造を見せることで、空間と家に対する認識を

体感させ、そこに間取りの楽しさも加えて想像力を養う知育ができないか

と考えています。

ここで大切な要素が、実は、木組みのこと、住宅の構造、骨組みについて

詳しい建築家は、意匠系の建築家の中にはあまり存在しないという事実です。

ご存知のように建築家の専門性は意匠と構造と設備ですが、

建築雑誌に載るほとんどの建築家は意匠系の人々。超有名な構造家などを

除けば、構造や設備設計を専門とする建築士が

表舞台に登場することは希なのです。

そこで木組み幼稚園では、プロトハウス事務局の中でも住宅の骨組みに

徹底的なこだわりを持つ建築家の瀬野和広さんとタッグを組んで

子供たちの空間認識を逞しく育む木組み幼稚園を

提案していきたいと思います。

近いうちにそのイメージスケッチなどをご案内しますので、安心で頑丈、

そして地域材を活用した幼稚園や保育園を造りたいとお考えの方は

ぜひご一報ください!!!

頑丈な木組みですから、室内にはもちろんのことブランコ設置し放題です!

柱に枝付きの本物の丸太を採用し、森のようにするのもいいし、

屋上はすべて草屋根にして自然の優しさの中に包まれて子供たちの

自由な感性が育まれるのもいいと思います。

建築家が幼稚園を設計している例は多く、幼稚園の経営者の中にも

建築家に設計依頼して他園との異なった特色のある幼稚園を造りたいと

お考えの方もおられると思いますが、

その根底には未来へとつながる明確なポリシーが必要だと思います。

木組みにこだわることは、単なるデザインにだけこだわるプロジェクトでは

ありません。森で木が育ち、その木がかり出され、木材として加工され、

木が木と組み合わさって組み上げられていく様を見ることは、

地球環境の体感的学習に他なりません。

この木組み幼稚園造りは、全員参加型です。

先生がたや園児はもちろん、園児の保護者の皆さんにも参加していただきます。

土も地元の土を用い、それを安心して使え長持ちするようにアドバイス。

どんな風にすれば太陽光や太陽熱と仲良くできるのか、

どんな間取りが不思議な感覚を生むのか、子供たちは体で覚えていきます。

木組みの頑丈な構造力や柔軟な間取りが、それを可能にするのです。

この提案に興味ある方はぜひご一報ください。

私と瀬野和広さんが、木組み幼稚園の可能性を熱く語らせていただきます。



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by yawaraka-house | 2010-09-08 15:37